五日目:ダメ宿!

やっとこさ宿に到着。
もうすんごいびしょ濡れ。
いやぁでも今度は宿の人がいてよかったよ。
でもこの濡れようはマイッタマイッタ。


でもこの宿がサービス悪いだって!
チャイム鳴らして玄関から入ったら女将さん?が出てきたのね。
…旅館じゃないくてペンションだけど女将さんでよいの?
…オーナーズワイフ?
二人揃ってびしょ濡れなのはパッと見でわかるんだよ?
でも何もなし。
タオル出してくれるどころか「大変でしたねぇ」とかの一言もなし。
偏見かもしれないけどさ。
個人経営の民宿やペンションの良いところはね。
そうゆう小さなサービスだったり、
心の触れ合いというか小さな関わりだったりすると思うのね。
なんだか冷たすぎ〜!
二人ともびしょ濡れだから玄関でどうしようかと悩んでいると、
一度奥に引っ込んだオーナーズワイフが出てきて「どうぞ〜」って。
結局びしょ濡れのまま奥に入って、
タオルを貸してくれるどころか、
自分たちのタオルで拭く暇すらなく宿帳を書けと!
それで明日の朝ごはんの時間をきかれたのね。
明日は旭川までの移動。
だから早めにご飯を食べて出発したいと言ったのさ。
でも朝ごはんは七時半か八時しかできない。
送ることは出来ると言ってたからお願いしようと思ったら、
八時以降じゃないとできないと!
なんだか融通きかない宿だよね!
こっちの言ってることも勝手な言い分と言えば勝手な言い分なんだけどさ。
多少でもどうにかしようとしてくれたらいいのに…
かたくなに無理だと言うだけ…
仕方ないからこっちが全面的に折れたよ…
なんだかなぁ…
「カラ」だった事のクレームつける気も失せた…


とりあえずさっさと自分達の部屋に引き上げて、
自分たちのタオルで荷物やらを拭いた…
でも寒いんだよねぇ。
濡れた服がすぐに乾くわけもなし。
しかたないから早々にお風呂に入ることに…
ちなみに浴衣とバスタオルは別料金だって!
さすがタオルの一枚も出してくれない宿なだけのことはある。
そんなことHPにもまったく書いてなかったと思うけどねぇ。
まぁ無料で貸し出すとかアメニティとして付いているとかとも書いてなかったけどね。
だから詐欺とは言えないけどねぇ。
あぁなんだかスッキリしない!!
でも仕方ないから別料金で借りたよ。
濡れてるから仕方ない。
一応体力的にはゆっくりあったまって回復したかな。
そのころにはもう雨もやんでてね。
もう少し待ってればって悔しくもあったりして。
でも夕日で小麦畑かな?
赤っぽく染まるさまが変わっててちょっときれいだったねぇ。


お風呂を上がってジーンズをドライヤーで乾かし終えたところでご飯。
このご飯がねぇ…おいしかったんだよ。
まずかったら思いっきりけ貶し続けられるんだけどね。
残念ながら?
いやいや嬉しかったんだけども、おいしかったんだよね。
美瑛を中心に北海道の素材をうまく利用した洋食ご飯。
素材の味がうまく生きてて、
とにかく野菜がうまい!!
ハスカップのワインも別料金で飲んでみたけどこれもうまい。
はっきり言ってご飯には満足です…はい。
オーナーの料理の腕はよし。
でもオーナーズワイフのサービス精神がダメダメだという感じかな。


料理のおかげで少しだけ機嫌を直して、
自由に読んで良い本棚から「クッキングパパ」を数冊借りて部屋でのんびり。
いやぁやっぱり顎がすごい!
お前はマジンガーZかと!
料理より顎に関心がいく読書タイムを経て就寝しましたとさ。